
当記事では、BTOパソコン業界の疑問&BTOパソコンのデメリットを大暴露しています。これまでずっとBTOパソコンについて調べたり、実際に購入したりする中で色々気づいたことがあります。BTO業界のしきたりやBTOパソコンのデメリットなど非常に特殊な業界だと考えています。ここでは私のこれまでの疑問をすべて紹介します。これからBTOパソコンの購入を考えている方はこれらのポイントをぜひ理解しておいてくださいね。それだけでお得にパソコンを購入できると確信しています。
BTO業界&BTOパソコンのしきたり一覧
- 価格表記がわかりにくい
- 保険商品との抱き合わせ販売
- パーツブランドがブラックボックス
- カスタマイズに無駄な項目が多い
- 年中セールが行われていて本当に安いのか判断が難しい
- 国内生産で誤解を与える
- WEBサイトがごちゃごちゃしていてわかりにくい
ユーザーのためにBTO業界を変えたい!
今回このような記事を書こうと思ったのはBTO業界をより良くしたいと考えているからです。業界では当たり前に行われていることが、ユーザーにとっては不親切なものもあります。正直悪意を感じるものさえありますので、今後はここを変えていかないとBTO業界は危ういのではないかと考えています。
2018年時点ではBTO業界は業績も良くほとんどの企業で売上が上がっています。BTOメーカーを除くPCメーカーの販売台数は伸び悩んでいます。そのような中BTOパソコンの販売台数が伸びているのは素晴らしいことです。BTOパソコンの魅力がユーザーに知られているという証拠です。これはBTOメーカーそれぞれの企業努力の結果だと言えます。
BTO業界のしきたりや慣習
私が気づいたBTO業界の変わったしきたりや慣習について解説しています。BTOパソコンを購入する際にはこれらのことを押さえた上で検討してくださいね。
価格表記がわかりにくい -税抜き表記かつ送料抜きで安く見せる
一部のメーカーを除いてほとんど税抜き表記かつ送料抜きの価格を表示しています。ドスパラ、G-Tuneなど大手BTOメーカーでは税抜き表記です。そのため、実際にカートに入れて決済をしようとすると思っているよりも金額が高くなることに気付きます。私はいまでもBTOパソコンを購入するときに思ったよりも高い金額になることに驚きます。やはり税抜きで表示されている金額を基準に考えてしまうので損をした気分になってしまいます。
それもそのはずでパソコンは10万円以上することも珍しくなく消費税額も大きいからです。上記画像の例でいうと8%の消費税を加算すると107,978円となります。さらに、送料が2,160円前後加算されますので実際の価格は110,138円となります。税抜き価格から10,158円も高くなっています。始めから税込み表記で送料が別途掛かる旨を記載して欲しいですね。arkやパソコンショップセブンでは税込み表記で親切です。
また、価格表記も109,980円や69,980円など中途半端になっていることが多いです。BTOメーカーからするとどうしても切りの良い数字にしたくないという思惑があると考えられます。これはマーケティングの要素もあるでしょう。「110,000円」とするよりも「109,980円」と記載する方がユーザーが安く感じるためです。
あまりBTOパソコンに慣れていない方が、税抜き価格を見て購入を決断後カートに入れて実際にお会計をすると思っているよりも価格が上がってしまうというのが問題です。BTOメーカーからすると様々な理由があるとは思いますが、ユーザーのことを考えているとは言えません。
保険との抱き合わせ販売が行われている
BTOメーカーによっては保険との抱合せで見かけの価格を下げているモデルがあります。絶対に損というわけではありませんが、”価格”を全面に押し出した上での販売はいかがなものだろうか。保険との抱合せモデルが通常モデルより安くなっている仕組みは簡単です。月額費用が掛かるので長期的に見ると高くなってしまいます。短期間での解約では解約手数料が掛かってしまうのですぐ解約というわけにもいきません。
保険自体が悪いわけではありません。水漏れや物理的破損にも対応しているからです。ただし、デスクトップパソコンに必要かどうかは疑問です。ノートパソコンなら検討する価値はあるかもしれませんね。大切なことを保険の仕組み、総支払額を考えて決めることです。表面上の価格にだまされないので、しっかりと自身で判断してくださいね。
月額費用の掛かる保険サービスに同時加入すると本体が安くなります。表面的には安く見えるものの1年、2年と見るとかなり割高です。保険自体が悪いわけではありません。しかし、目先の価格の安さに釣られないようにすることが大切です。
パーツブランドがブラックボックスになっている
BTO全般の特徴なのですが、採用しているパーツのブランドが不明となっていることが多くなっています。いわゆるブラックボックスになっているのです。特に、電源やマザーボードは仕様で明記されていないことが多いです。サイコムやArkなどの中上級者向けのBTOメーカーではすべてのブランドが明記されています。また、パーツの箱を送ってくれるメーカーもあります。
その理由は、為替の関係でメーカーの在庫状況が変わるためです。ユーザーに安く還元するための仕組みだと言えますが、パーツブランドがわからないのは好ましくないですね。品質の高くないブランドが採用されている可能性も否定できないためです。それでも当サイトで紹介しているメーカーなら安心して購入することができます。
粗悪なパーツが使われていてもユーザーは購入して中を見るまで判断することができません。そのようなリスクを避けるために信頼できるショップからのみ購入しましょう。当サイトで紹介しているショップであれば粗悪なパーツが使われるということはないでしょう。
カスタマイズに無駄な項目が多い
BTOパソコンはカスタマイズできるのが一般的なパソコンとの大きな違いです。ただし、パソコン本体以外のカスタマイズ項目が多いなーと感じています。例えば、パソコン設置・設定サービス、データ復旧サービス、パーティション分割、モニター、モニターアーム、キーボード、マウス、HDMIケーブル、ディスプレイケーブル、LANケーブル、無線LAN、無線LANルーター、USBハブ、WEBカメラ、ヘッドセット、スピーカー、セキュリティワイヤー、PCクリーニング用品、指紋認証リーダー、マウスパッド、アームレスト、プリンター、UPS電源、パソコンチェア、パソコンデスクなどです。
パソコン設置やデータ復旧サービスは明らかに高額で情報弱者からお金を取ろうという悪意に感じます。その他の項目についてもわざわざBTOメーカーで購入する必要がなく、Amazonよりも高額です。確かに、パソコンと一緒に届くというのは便利かもしれませんが、ページが複雑になるだけですしメーカーが単価を上げたいだけでユーザーにメリットがあるように思いません。売上を上げることは大切だと思います。しかし、スマホで注文する人も多い中で無駄に項目を増やすのは得策ではないでしょう。
客単価をなんとしてでも引き上げようという魂胆が見えてしまいます。項目が増えてしまうとユーザーフレンドリーとは言えませんね。ここでピックアップした項目については無視してしまっても良いと思います。カスタマイズもシンプルに考えてみてください。
年中セールが行われていて本当に安いのか判断が難しい
BTOパソコンは安さも魅力のパソコンです。BTO業界の特徴として年中何らかのセールが行われていることです。私のように年間を通して各BTOメーカーのセールを見ている人は良いのですが、特定の時期だけセール情報を見る方にとっては非常にわかりにくいと言えます。セール頻度が高くて通常の価格がどれぐらいなのかを理解するのは困難です。
そのためセール対象商品として紹介されていても実質ほとんどお得さがないものもあります。例えば、価格が安いのは見せかけだけで構成を落として価格を下げている場合もあります。また、セール対象となりやすいモデルもある程度固定されています。これらの特徴を把握していないと良い買い物をするのは難しいでしょう。当サイトでは本当にお得なモデルだけをセール情報として更新・紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
これは景品表示法違反の可能性もあります。新商品にもかかわらず定価から値引きされていることもあり誤解を与えてしまいますね。あまり見かけの価格にとらわれずに相対的なコストパフォーマンスを基準にしましょう。ただし、セールモデルの中に売れ筋があるのも事実です。
悪意のある国内生産推し
BTOメーカーのほとんどが”国内生産”であることをアピールしています。BTOメーカーの言う国内生産=パーツの組立のみ国内で行っているということです。パーツは海外から仕入れているため中を開けて一つひとつを見ると国産ではないことに気付きます。ただ、これ自体が問題というわけではありません。PCパーツ自体海外メーカーがほとんどで品質も高いからです。
パソコンの場合実は海外で組み立てを行うデメリットが大きいです。例えば、海外で組み立てる場合、初期不良のチェック体制が甘くなったり、工場に集めてから再度国内に送る必要があり手間が掛かったりとマイナス面が目立ちます。国内での組立であれば在庫管理もパーツ単位で行なえ効率的です。
ユーザーが思う国内生産はパソコン本体及びパーツを全て国内で生産しているということだと思います。しかし、実際はパーツを自社(国内)で組み立てているに過ぎません。これではユーザーに誤解を与えると言えますね。ぱっと国内生産と聞いてまさか組み立てだけとは思わないでしょう。それでも国内で組み立てるという仕組み自体は優秀で企業努力が見られます。
WEBサイトがごちゃごちゃしていてわかりにくい
BTOメーカーのサイトを見るとわかるのですが、非常に複雑でわかりにくなっています。カテゴリーも、デスクトップパソコン、ノートパソコン、ゲームパソコン、ゲームノートパソコン、クリエイターパソコン、PCパーツなど非常に細分化されています。また、デスクトップパソコンとゲームパソコンでもケースやブランドが違うだけで中身は非常に似ているものもあります。
初めてBTOメーカーのサイトを訪れるとそのわかりにくさに困窮してしまうかもしれません。結果的にどのモデルを購入して良いのかわからず結局買わずじまいということもあるでしょう。そのような場合には当サイトで紹介しているBTOパソコンおすすめランキングを参考にしてくださいね。今売れ筋のモデルを厳選して紹介しています。
BTOパソコンに慣れてしない方だと購入を躊躇ってしまうかもしれません。人気のモデルを基準に考えるとわかりやすいと思います。あまり色々なモデルを見てしまうと迷ってしまうでしょう。ショップによっては製品名(型番)が複雑でどれがどれなのかわかりにくいのもデメリットですね。
当記事のまとめ

当記事では、BTO業界の慣習などをまとめて紹介しました。仕方のない部分があるのは否定しませんが、初心者にとっては不親切だと言わざるを得ません。例えば、税抜表記で一般的なこと、保険との抱き合わせ販売が行われていることなど意図的に安く見せようとする悪意に思えてしまいます。
もちろん、BTOパソコンは、NECやSONYのようなブランドよりも安くまたカスタマイズができるというメリットもあります。このような慣習を理解した上でぜひあなたにぴったりなパソコンを購入してくださいね。
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